
FXでの大衆心理ってなに?
その疑問に答えます。
FXの大衆心理とはとは、売りたい/買いたい(売った/買った)人の気持ち(大衆心理)を理解するとトレードの制度が格段と上がります。
これがFXでの大衆心理を気にする理由かと。
今回はFXでの大衆心理について見ていきます。
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FXでの大衆心理【投資家/トレーダー】の思考を【読む】

ざっくりとまとめると下記のようなイメージです。
FXでの大衆心理要素
- 予想外のプライスアクションでは、マイナス思考の大衆心理が効きやすい
- 予想外の動きが連鎖するとマイナス大衆心理も増加し、拍車がかかる
- 値動きは予想を反したときにチャンスが来るが、連鎖がなければチャンスではない
予想外のプライスアクションでは、マイナス思考の大衆心理が効きやすい
実は、相場の値動き(プライスアクション)が形成されているのはその通貨の価格が上がるか下がるかと予想して資金をかけ、その資金量に応じて変動していきます。
つまり、相場の動きは大衆心理からくるもので、いわば多数決。
この多数決の量を先に読み取ることができればFXトレードで勝てるという仕組みです。
予想外の動きが連鎖するとマイナス大衆心理も増加し、拍車がかかる
この仕組は上下ともの同じではありますが、人間は損失回避の法則というものがあり、利益を追い求めるよりも、損をしたくないという子持ちが大きくなる特性があります。
そのため、損しそうであれば、すぐに決済をして損を回避したり、すでに損が出ていれば、その損がなくなるまで絶対にポジションを手放さないという思考になりがちということです。
それがいわば、損切りできず大損してしまう典型例です。
こういった心理状態や人間の特性を理解すると自然と相場は下落方向に進む力が強いと言われています。
つまり、上昇する力よりも、下落する力な方が急激でかつ、強い大衆心理がのしかかってきます。
- 補足情報
例を出すとエリオット波動がいい例ですよね。このエリオット波動は推進波5波で上昇し、修正は3波で下落するという法則がありますが、この3波が上昇の5波分くらい下落するのが一般的です。※個人的には大衆心理を読み解く近道はエリオット波動にあると考えています。
学習をし続けていた人はFXの大衆心理をある程度把握しているのでおそらく問題ありませんが、初心者や、初めて知った方はぜひ意識してくださいね。
値動きは予想を反したときにチャンスが来るが、連鎖がなければチャンスではない
値動きが大衆心理から外れたときに大きなチャンスが来ます。しかし、このチャンスは大衆心理が外れたあとにさらなる大衆心理を裏切る多くの連鎖が必要です。
つまり、上昇方向にエントリーした場合の人は下落したとき下記のように感じます。
- 損切り地点を下回ったとき損切り
- その先に更にエントリーしていた人の損切りポイントを超えてしまい損切り
- その付近で大きな抵抗の壁を超えてしまい、今度は下にエントリーする相場に転換
こういった3つの例のようにいくつも重なり合った相場では予想がいの展開から更に予想外の連鎖が生まれ急激に下落するという相場があります。
このような相場を見つけられる人はトレーダーとしてはかなり上位層の思考であり、利益を生み出せる人かつ、少ない人材かと。
FXでの大衆心理【投資家/トレーダー】の思考を【分析】

- 感情分析:感情的なトレードをしてしまう場面を見極める
- 思考分析:投資家/トレーダーがどう考えているか考え波乗りする
- 論理分析:論理が崩壊したとき新たな理論が成立する大波を見逃すな
感情分析:感情的なトレードをしてしまう場面を見極める
これは、感情トレードしてしまう大衆心理を見極める分析ですね。
先ほど説明した損失回避の法則です。
損をしたくない損切りするポイントと損切りしたくてもワンチャン戻ってきそうな相場がこれに当たります。
つまり、上でも取引できるし下でも取引してしまう相場です。
簡単な例を上げると三角持ち合いがそれに当たります。
つまり、上にエントリーしていた人と下にエントリーした人が「上50%」と「下50%」だとします。
つまり、どっちに動くかわからない相場です。
このとき、上にブレイクしたので、下にかけていた人は損切りを開始します。
すると損切りした人たちが上の勢力の加算されたような動きになります。
つまり、「上90%」「下10%」くらいの割合になるかと。
すると、上にかけていた人と損切りした人が上の勢力になり、大衆心理からすれば上というわけです。
残りの「下10%」は騙しや、もう落ち度戻ってきた押し目あたりで損切りするか、利益が出るまで保有し続けるという心理の人かと。
思考分析:投資家/トレーダーがどう考えているか考え波乗りする
つまり、上記のよう内容を見てもらえたら分かる通り、FXで勝つためには多数決の波に乗るべきかと。
多数決の波に乗ることで利益を獲得できるのですが、早すぎりうと予測が外れる可能性が高いですし、待ちすぎると利益が出ない場合があります。
という感じで、わかっていてもタイミングや急な騙しで自分の分析があっているかどうか惑わされることがあるので自分の大衆心理の予測は本当にあっているのか何度も思考するのが得策です。
論理分析:論理が崩壊したとき新たな理論が成立する大波を見逃すな
この場合の例を上げると騙しがそうですね。
他にもありますが、騙しがわかりやすいので、お話すると、大衆心理的に騙しがない前提で多くの人がトレードしているかと思います。
つまり、先ほどお話して三角持ち合いの上ブレイク後「上90%」「下10%」の割合で勢力が分かれるかと思います。
しかし、これが騙しの場合には、一気に下に再び戻りブレイクしますよね。
この騙しが発生した場合には、大衆心理もが逆転し「上10%」「下90%」になるかと。
すると、はじめのうちに「下10%」にかけていた人たちが一番儲かるわけです。
この「下10%」をはじめから騙しが来るから仕掛けておこうと思った人が最高の大波に乗れるかと。
しかし、これは、機関投資家と言われている人が資金量をいかして行うことが多いとされており、普通の人は難しいとされています。
とはいえ、これを先に読みか、仕組み化の種をまいておくことでうまく立ち回れるのは明白。
FXトレーダーであれば、この領域で戦うのがベストかと個人的には思っています。
こういった色んな考え方で大衆心理により相場が動いています。
なので、FXで利益を積み上げたい人は大衆心理を考え続けるのが良いと個人的には思っています。