こんにちは、daitoです。
「チャンスを待ちきれず、エントリーしてしまう」
もしあなたが、スキャルピングや短期トレードを主戦場としているなら、この「待てない病」という悪魔の囁きに、一度ならず心を蝕まれた経験があるはずです。
かく言う私自身、6年間のトレード人生の大半を、この病と共に過ごしてきました。頭では「待つべきだ」と分かっている。しかし、指が勝手にクリックしてしまう。そして、無駄な損切りと、プロップファームの高い手数料に、利益を削られていく…。
しかし、ある一つの「発想の転換」をきっかけに、私はこの長年の呪縛から解放されました。
この記事で語るのは、「待つことが大事だ」といった精神論ではありません。スキャルパーが持つ「常にエントリーしていたい」という本能を肯定し、むしろそれを武器に変えることで、結果的に「待つ」という規律を身につける、逆説的でありながら極めて合理的な、私の戦闘教義です。
なぜスキャルパーは「待てない」のか?その根源にある“矛盾”
そもそも、なぜ私たちは待てないのでしょうか?
それは、「待つ理由がないから」に他なりません。
多くの教科書はこう言います。「負ける可能性が高いから、待つのだ」と。しかし、この消極的な理由は、常に市場の最前線で戦うスキャルパーの心には響きません。なぜなら、私たちの経験上、今エントリーしても、それなりに勝ててしまうからです。
ここに、深刻な矛盾が生まれます。
勝てているはずなのに、なぜか資金が増えない。
その犯人は、言うまでもなく「スプレッド」と「手数料」です。細かな勝利の積み重ねが、取引コストによって全て食い潰されていく。これこそが、「待てない病」がもたらす本当の恐怖です。
この矛盾を解決するため、私はまず主戦場を「15分足」へと移しました。1分足や5分足のノイズから距離を置き、取引コストを吸収できるだけの値幅を狙う。この理由については、私の手法の根幹に関わる部分なので、以下の記事で詳しく解説しています。
▼ 私の全手法を公開中 ▼
【プロップファーム攻略の最終兵器】月足の”不動のライン”で待ち、15分足のプライスアクションで撃つ『秒スキャを愛する私が6年かけて考案した高精度数十分スキャ・デイトレ術』
しかし、主戦場を変えただけでは、根本的な解決にはなりません。エントリーしたいという欲求そのものを、どうコントロールするのか?
その答えが、この「発想の転換」でした。
発想の転換:「待つ」のではなく「次の猛攻を予約する」
「負けるから待つ」という消極的な思考を、今すぐ捨ててください。 そして、代わりにこの新しい規律を、あなたの頭にインストールするのです。
「今は待つ。なぜなら、本当に勝てる時が来たら、徹底的に追撃し、大量にエントリーするためだ」
どうでしょうか。 これは、「待つ」という行為を、我慢や忍耐といった苦痛なものから、次なる大きなリターンを得るための「戦略的準備」という、積極的で興奮するものへと変える、思考のパラダイムシフトです。
この思考法がもたらす、具体的な戦闘スタイルの変化は以下の通りです。
- これまでの戦い方:「小さなチャンスでエントリーし、ジリジリと待つ」→ 退屈で、すぐに次のエントリーを探してしまう。
- 新しい戦い方:「最高のチャンスが来るまで、スナイパーのように息を潜めて待つ。そして、一度チャンスが来たと判断すれば、そこから生まれる追撃のチャンスは、全て獲りに行く」
「一回のエントリーをじっくり待つ」のが耐えられないのであれば、「じっくり待った後の、連続エントリー(追撃し放題)」というご褒美を自分に用意すればいい。この考え方に切り替えることで、私の「待つ」という行為は、苦痛から喜びに変わりました。
「追撃し放題」を可能にする、鉄壁のリスク管理
もちろん、「追撃し放題」と言っても、無謀なナンピンとは全く異なります。そこには、絶対的なリスク管理のルールが存在します。
- 最初の待ち:月足の不動のラインなど、統計的に圧倒的優位性のある場所まで、徹底的に待つ。
- 初弾発射:その場所で、15分足の明確なプライスアクションを確認して、初めてエントリーする。
- 追撃開始:一度ポジションを持った後、自分の思惑通りの方向に相場が伸び、さらに小さな押し目や戻りといった追撃のチャンスが生まれれば、迷わず追加でエントリーする。
- 即時撤退:しかし、少しでも想定と違う動き(勢いのないローソク足、逆行の兆候)が見られた場合、全てのポジションを、ためらいなく即座に損切りする。
この戦い方は、必然的に細かな負け(損切り)が多くなります。 しかし、一度トレンドに乗れた時のリターンは絶大です。小さな負けは、大きな勝利で十分に補填できる。この「損小利大」の構造こそが、精神的な安心感と、規律を守り抜くための満足感を与えてくれるのです。
この手法の詳細は下記の記事に記載しています。
【プロップファーム攻略の最終兵器】月足の”不動のライン”で待ち、15分足のプライスアクションで撃つ『秒スキャを愛する私が6年かけて考案した高精度数十分スキャ・デイトレ術』
結論:あなたは「待つ」必要はない。「狩りの準備」をすればいい
「待てない病」の正体は、退屈への恐怖です。 ならば、その「待つ」という退屈な時間を、「次の大物を仕留めるための、最高の狩りの準備時間」と再定義すればいい。
この、ありそうでなかった思考の転換が、私のトレードを、そして私のトレーダーとしての人生を、大きく変えてくれました。
もしあなたが、かつての私と同じように「待てない」という呪縛に苦しんでいるのなら、ぜひこの「積極的待機」という新しい武器を、手に取ってみてください。
あなたの目の前に広がる景色が、きっと変わるはずです。