【daito式・ライン構築術】市場の“骨格”を捉えるための階層的チャネル分析 – 私の6年間の研究ノート

【daito式・ライン構築術】市場の“骨格”を捉えるための階層的チャネル分析 – 私の6年間の研究ノート

こんにちは、daitoです。

テクニカル分析において「ラインを引く」という行為は、最も基本的でありながら、最もトレーダーの哲学が表れる部分かもしれません。多くのトレーダーが、教科書通りの高値・安値を結ぶことに終始する中、私は常に疑問を抱いていました。

「もっと本質的な、市場の“構造”そのものを、チャート上に描き出すことはできないだろうか?」

この記事は、その問いに対する、私の6年間にわたる研究の成果をまとめたものです。私が「不動のライン」と呼ぶ、長期的に機能し続けるチャネルを、どのように発見し、構築していくか。その思考のプロセスと、具体的な手順を、研究ノートとして公開します。

第1章:【仮説】全ての分析の基準点『グランド・センターライン』の定義

私の分析の第一歩は、月足というマクロな視点から、全ての基準となる一本のラインを定義することから始まります。

直近の値動きではなく、チャートの最も過去に遡り、サポートとレジスタンスの両方として、歴史上、最も機能していると思われる「価格帯(ゾーン)」を探し出す。そして、その中心を貫くように引いた一本の水平線。これを、私は『グランド・センターライン』と名付け、全ての分析の原点となる「仮説」として設定します。

第2章:【検証】手動による階層的チャネル分割と、その“壁”

次に、この『グランド・センターライン』を基準(フィボナッチ・チャネルの-0.5)として、チャネルを上下に拡張し、さらにその内部を2分割、4分割、8分割…と、手動で階層的に分割していく、という検証プロセスに入ります。

この手動分割と、時間足を15分足まで落として機能するかを検証する作業は、市場構造を理解する上で非常に有益でした。しかし、このプロセスには、研究者として看過できない、いくつかの大きな「壁」が存在したのです。

  • 再現性の問題:手動で引く以上、そこには常に「わずかなズレ」が生じる可能性があり、完璧な再現が難しい。
  • 効率性の問題:プラットフォーム(MT4/MT5)を変えるたびに、この膨大な再設定作業が必要になる。これは、研究者にとって、最も価値のある“時間”というリソースを、著しく浪費させる行為でした。

第3章:【開発】思考を、コードへ – 究極の“効率化”ツール開発

この「手動での分割と検証」というプロセスは、私のトレード精度を飛躍的に高めてくれました。しかし、正直に告白します。この作業には、膨大な時間がかかります。

私の経験上、一つの通貨ペアに対して、納得のいく『グランド・センターライン』を見つけ出し、それを15分足レベルまで、ズレないように何度も微調整しながら分割していく作業は、慣れていても1時間、複数の仮説を検証しようものなら3時間以上かかることも、決して珍しくありませんでした。

「この、最も創造的であるべき『ラインを探す』という時間に、もっと集中したい」
「退屈で、時間のかかる『分割と描画』という作業を、完全に自動化できないだろうか?」

その、研究者としての当然の帰結が、私をインジケーター開発という、新しい挑戦へと駆り立てました。曖昧な感覚を排除し、全てのロジックを厳密なコードに落とし込む。それは、私自身の思考を、さらに深く見つめ直す、過酷なプロセスでもありました。

数ヶ月にわたる試行錯誤の末、ついに完成したのが、この研究の集大成である、カスタムインジケーター『Arcane Channels』です。

結論:あなたの時間を「作業」から「思考」へ解放する

この記事で解説したのは、単なるラインの引き方ではありません。それは、私がどのような仮説を立て、それをどのように検証しているかという、私の「思考のプロセス」そのものです。

そして、このプロセスの中で、最も時間をかけるべきなのは、どこだと思いますか?

答えは、第1章で解説した、『グランド・センターライン』を探し出す、最初のステップです。

  • 過去の値動きを中心に、できるだけ水平に近い、角度の緩やかなラインを探す。
  • 多くの抵抗帯やネックラインを貫く、最も市場に意識されている一本を見つけ出す。
  • そして、そのラインが15分足レベルの直近の値動きでも機能しているか、瞬時に検証する。

この、最も創造的で、最も重要な「思考」の時間に、あなたの全エネルギーを集中させる。
そのために、3時間かかっていた退屈な「描画作業」を、文字通り「一瞬」で終わらせるのが、私の開発した『Arcane Channels』の、唯一にして最大の目的なのです。

この究極の「分析効率化インジケーター」に、興味はありますか?

もしあなたが、退屈な描画作業から解放され、トレードで最も重要な「思考」の時間に集中したいと本気で考えているなら。

その時こそ、あなたが私のラボの扉を叩き、この究-kyoku-の研究ツール『Arcane Channels』を手に入れる時です。

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