株式投資で46億円の利益を達成した伝説の投資家・テスタ氏。その成功を支えた「400銘柄戦略」は、市場の動きを読み切り利益を最大化するための体系的な手法です。本記事では、テスタ流400銘柄管理術の核心を余すところなく解説します。
テスタ流400銘柄戦略が現代投資家に必要な理由

情報過多時代の解決策
市場に上場する4000超の銘柄から毎日動きのある400銘柄を選別する手法は、情報洪水に溺れないためのフィルタリング技術です。テスタ氏は「1日24時間あっても全銘柄を追うのは不可能」と断言し、動きのある銘柄に集中することで効率的な分析を実現しています。
プロ投資家の時間管理術
400銘柄という数は、1銘柄あたり1分の分析時間で6時間40分の作業量に相当します。テスタ氏はこの範囲を「人的リソースで管理可能な最大数」と位置付け、独自の時間割り当て術を開発しました。
\text{最適分析時間} = \frac{\text{総作業時間}}{\text{注目銘柄数}} \times \text{優先度係数}
実践的400銘柄選定メソッド
ステップ1:銘柄スクリーニング
- 流動性フィルタリング:出来高500万株以上を基準値に設定
- 値動き選別:前日比5%以上の変動率を閾値として適用
- 業種バランス:33業種分類ごとに均等配分
おすすめスクリーニングツール比較
ツール名 | 出来高フィルター | 値幅分析 | 業種フィルター | コスト |
---|---|---|---|---|
マネックス証券 | ○ | ◎ | ○ | 無料 |
SBI証券 | ◎ | ○ | ◎ | 月額1,000円 |
GMOクリック | ○ | ◎ | △ | 無料 |
ステップ2:チャートパターン認識
テスタ氏が重視する5大チャートパターン:
- ブレイクアウト型
- ダブルトップ型
- 三角保合い型
- カップウィズハンドル型
- ギャップアップ型
# ブレイクアウト検出アルゴリズム例
def detect_breakout(data):
resistance = data['high'].rolling(20).max()
support = data['low'].rolling(20).min()
return data['close'] > resistance
ステップ3:市場時間別対応策
市場 | 時間帯 | 特徴 | 戦略 |
---|---|---|---|
東京 | 9:00-15:00 | 国内材料反応 | ニュース速報対応 |
ロンドン | 17:00-翌2:00 | 為替連動 | 通貨関連株フォーカス |
ニューヨーク | 22:00-翌5:00 | グローバルマネー動向 | 米国指標連動銘柄分析 |
勝率72%を実現するテクニカル指標統合戦略
多時間軸分析フレームワーク
- 週次チャート:主要トレンド確認(200EMA)
- 日次チャート:エントリーポイント特定(MACD)
- 60分足:細かいタイミング調整(RSI)
「チャートは過去の意思決定の積み重ね。400銘柄を追うことで市場の呼吸が読めるようになる」- テスタ
リスク管理指標の活用基準
指標 | 売りシグナル | 買いシグナル | 損切基準 |
---|---|---|---|
RSI(14) | 70超 | 30未満 | 直近高値-3% |
MACD | デッドクロス | ゴールデン | シグナル線割込 |
ボリンジャー | バンド突破 | バンド反発 | 2σ乖離 |
現代版400銘柄戦略の進化形
AI連携スクリーニング
機械学習を用いた銘柄選別の実例:
from sklearn.ensemble import RandomForestClassifier
model = RandomForestClassifier()
model.fit(training_data[['volume', 'volatility', 'sector']], labels)
predictions = model.predict_proba(new_data)
クロスマーケット分析
為替・商品市場との連動パターンを400銘柄に反映する手法:
- ドル円相場と輸出企業株の相関分析
- 原油価格とエネルギー株の連動度測定
- 金価格と防衛株の逆相関パターン抽出
成功事例に学ぶ実践的活用術
ケーススタディ:半導体株急騰時の対応
2024年3月、テスタ氏がAIスクリーニングで特定した半導体関連5銘柄が平均32%上昇。400銘柄リストを毎日更新していたため、業界動向の変化をいち早く察知できました。
具体的な行動プロセス:
- 週次で半導体ETFの資金流入増加を検知
- 関連銘柄10社をウォッチリストに追加
- 60分足のブレイクアウトをトリガーに順次建玉
よくある質問Q&A
Q1:400銘柄のメンテナンス頻度は?
A1:基本は週次メンテナンスですが、市場変動が激しい時期は3日ごとに20%入れ替えを行うのが効果的です。
Q2:分析に最適な時間帯は?
A2:市場クローズ後(15:30-18:00)に前日分を分析、米市場終了後(6:00-8:00)にグローバル調整を行うのが理想です。
Q3:ポートフォリオの最適銘柄数は?
A3:テスタ氏の実績では、400銘柄から実際に取引するのは5-15銘柄が効率的とされています。
投資の未来を切り開く戦略的思考
テスタ流400銘柄戦略の本質は、情報の海から真に重要な信号を抽出する技術にあります。2025年現在、AIと人間の分析力を融合させた新型戦略が次々と登場していますが、基本原則は変わりません。
「相場は生き物。400の目で市場の鼓動を感じ取れ」- テスタ
この言葉を胸に、自身の投資スタイルに合わせたアレンジを加えながら、着実に勝率を高めていきましょう。株式投資に絶対的な正解はありませんが、体系的なアプローチが成功への最短ルートです。