FTMOチャレンジに挑戦しよう!と決意したものの、最初に選択を迫られるのが「アカウントタイプ」です。「通常(Normal)」「スイング(Swing)」「アグレッシブ(Aggressive)」の3種類があり、それぞれルールや特徴が大きく異なります。
「自分にはどのタイプが合っているんだろう?」
「スイングって何が違うの?レバレッジ低いけどメリットは?」
「アグレッシブは稼ぎやすい?それともリスクが高すぎる?」
アカウントタイプの選択は、あなたのトレードスタイルや戦略、そしてリスク許容度に直結する非常に重要な決断です。間違ったタイプを選んでしまうと、本来の実力を発揮できなかったり、思わぬルール違反で失格になったりする可能性も…。
この記事では、そんな後悔をしないために、FTMOの3つのアカウントタイプについて、以下の点を徹底的に比較・解説します。
- 全タイプ共通の基本ルール
- 通常・スイング・アグレッシブそれぞれの詳細な特徴とルール
- メリット・デメリットを客観的に分析
- 【早見表】3タイプの特徴が一目でわかる比較表
- あなたに最適なアカウントタイプの選び方【診断フロー付き】
- 注意点とよくある質問(FAQ)
この記事を読めば、各アカウントタイプの違いが明確になり、あなたのトレードスタイルと目標に最もマッチしたアカウントタイプを自信を持って選択できるようになります。最適な武器を選び、FTMOチャレンジ成功への第一歩を踏み出しましょう!
まずは基本!FTMOチャレンジ全アカウントタイプ共通のルール

各タイプを比較する前に、どの アカウントタイプを選んでも共通して適用される基本的なルールを確認しておきましょう。これらはFTMOチャレンジの根幹となる部分です。
(※金額は例として$100,000アカウントの場合。選択するアカウントサイズによって変動します)
- 取引期間 (Trading Period): 通常チャレンジは30暦日、ベリフィケーションは60暦日。
- 最低取引日数 (Minimum Trading Days): 各ステージで最低4取引日(※1日1トレード以上でカウント)。
- 最大デイリーロス (Maximum Daily Loss): 1日の最大損失額。通常・スイングは初期資金の5%(例:$5,000)、アグレッシブは10%(例:$10,000)。含み損で計算。(ドローダウンルール詳細はこちら)
- 最大ロス (Maximum Loss): チャレンジ期間全体の最大損失額。通常・スイングは初期資金の10%(例:$10,000)、アグレッシブは20%(例:$20,000)。初期資金基準で、含み損で計算。(ドローダウンルール詳細はこちら)
- 利益目標 (Profit Target): チャレンジ期間内に達成すべき利益額。通常・スイングは初期資金の10%(例:$10,000)、アグレッシブは20%(例:$20,000)。
- チャレンジ料返金: FTMOトレーダーになり最初の利益分配を受ける際に、支払ったチャレンジ料が返金されます。
より詳しいルールについては、【2025年最新版】FTMOルール完全ガイドもご参照ください。
FTMOアカウントタイプ3種類 早見比較表
各タイプの主な違いを一目で比較できるようにまとめました。
項目 | 通常 (Normal) | スイング (Swing) | アグレッシブ (Aggressive) |
---|---|---|---|
最大レバレッジ | 1:100 | 1:30 | 1:100 |
利益目標 | 10% | 10% | 20% |
最大ロス (全体) | 10% | 10% | 20% |
最大デイリーロス | 5% | 5% | 10% |
ニュース時の取引 | 制限あり (※) | 制限なし | 制限あり (※) |
週末ポジション持ち越し | 禁止 | 可能 | 禁止 |
主な対象スタイル | デイトレ、短期スイング | スイング、長期、ニュース | ハイリスク許容型 |
※ニュース時の取引制限:特定の重要な経済指標発表の前後2分間は、新規発注および既存ポジションの決済が禁止されます。詳細はFTMO公式サイトで確認が必要です。
この表からも分かる通り、特にレバレッジ、利益/損失目標、取引制限(ニュース・持ち越し)が大きな違いとなります。では、各タイプを詳しく見ていきましょう。
【基本】通常アカウント (Normal Account) 詳細解説
FTMOの中で最も標準的なアカウントタイプです。
特徴とルール
- 最大レバレッジ: 1:100
- 利益目標: 10%
- 最大ロス: 10%
- 最大デイリーロス: 5%
- ニュース時の取引: 制限あり
- 週末持ち越し: 禁止
取引スタイルとしては、デイトレードや数日程度の短期スイングトレードが中心となります。
メリット
- ✅ バランスの取れた標準的なルール設定。
- ✅ 1:100のレバレッジで、比較的少ない値幅でも利益目標達成を狙いやすい。
- ✅ 多くのトレーダーにとって、まずは検討すべき基本的なタイプ。
デメリット・注意点
- ⚠️ 重要な経済指標発表時の取引が制限されるため、ニューストレード戦略は使えない。
- ⚠️ 金曜日の市場クローズまでにポジションを決済する必要があるため、週をまたぐようなポジション保有はできない。
通常アカウントはこんな人におすすめ
- 主にデイトレードや短期スイングを行う人。
- 重要なニュース発表時はトレードを避ける人。
- 週末にポジションを持ち越したくない人。
- FTMOが初めてで、どのタイプを選ぶか迷っている人(まずは基本から)。
- 標準的なリスク・リターン設定で挑戦したい人。
【自由度重視】スイングアカウント (Swing Account) 詳細解説
通常アカウントの取引制限を緩和し、より自由なトレードを可能にしたアカウントタイプです。
特徴とルール
- 最大レバレッジ: 1:30 (通常アカウントより低い!)
- 利益目標: 10% (通常と同じ)
- 最大ロス: 10% (通常と同じ)
- 最大デイリーロス: 5% (通常と同じ)
- ニュース時の取引: 制限なし!
- 週末持ち越し: 可能!
最大の特徴は、ニュース時の取引や週末のポジション持ち越しが許可されている点です。これにより、より幅広いトレード戦略が可能になります。
メリット
- ✅ 経済指標発表などのボラティリティが高いイベントを狙ったトレードが可能。
- ✅ 週をまたいでポジションを保有できるため、数週間~数ヶ月単位のスイングトレードや長期トレンドフォロー戦略に適している。
- ✅ 取引タイミングに関する制約が少なく、自由度が高い。
デメリット・注意点
- ⚠️ 最大レバレッジが1:30と低いため、通常アカウントと同じ値幅を取っても得られる利益は少なくなる。利益目標達成には、より大きな値幅を狙うか、取引回数を増やす必要があるかもしれない。
- ⚠️ ポジションを持ち越す場合、週末のギャップ(窓開け)リスクなどを自身で管理する必要がある。
- ⚠️ 自由度が高い分、自己規制がより重要になる。
スイングアカウントはこんな人におすすめ
- スイングトレードやポジショントレード(数週間以上保有)がメインの人。
- 経済指標発表時の値動きを利用したトレード戦略を持っている人。
- ポジション保有の自由度を最も重視する人。
- 低いレバレッジ(1:30)での取引に慣れている、または問題ない人。
- 自己規律をしっかり保てる人。
【ハイリスク・ハイリターン】アグレッシブアカウント (Aggressive Account) 詳細解説
より高いリスクを取り、より高いリターンを目指すトレーダー向けのアカウントタイプです。
特徴とルール
- 最大レバレッジ: 1:100 (通常と同じ)
- 利益目標: 20% (通常の2倍!)
- 最大ロス: 20% (通常の2倍!)
- 最大デイリーロス: 10% (通常の2倍!)
- ニュース時の取引: 制限あり (通常と同じ)
- 週末持ち越し: 禁止 (通常と同じ)
利益目標と許容損失額が通常アカウントの2倍に設定されているのが最大の特徴です。レバレッジや取引制限は通常アカウントと同じです。
メリット
- ✅ 利益目標が20%と高いため、成功すれば短期間でチャレンジをクリアできる可能性がある。
- ✅ 最大ロス、デイリーロスの許容幅も2倍なので、ボラティリティの高い相場や、ある程度の含み損に耐える戦略(例:ナンピン系ではないが、損切り幅を広めに取る戦略など)と相性が良い可能性がある。
- ✅ うまくいけば、より大きなリターンを得られる可能性がある。
デメリット・注意点
- ⚠️ 損失リスクも2倍! 許容損失額が大きいということは、それだけ大きな損失を出す可能性も高いということです。非常に高度なリスク管理能力が必須です。
- ⚠️ 利益目標も2倍なので、達成難易度も格段に上がります。
- ⚠️ より大きなプレッシャーの中でトレードすることになります。メンタルコントロールが非常に重要です。
- ⚠️ ちょっとしたミスが大きな損失に繋がりやすい。
アグレッシブアカウントはこんな人におすすめ
- 自分のトレード戦略に絶対的な自信があり、統計的に優位性を証明できている経験豊富なトレーダー。
- 高いリスク許容度を持っている人。
- 短期間で結果を出したい(ただし相応のリスクを取れる)人。
- 厳格なリスク管理を徹底できる人。
- 精神的に非常にタフな人。
初心者の方には絶対におすすめできません。
結局どれを選ぶべき?あなたに最適なFTMOアカウントタイプの選び方
3つのタイプの特徴が分かったところで、いよいよ自分に合ったタイプを選びましょう。以下のステップで考えてみてください。
Step 1: 自分の「トレードスタイル」を客観的に把握する
- 取引頻度は? (高頻度スキャルピング? 1日数回のデイトレ? 週に数回のスイング?)
- 平均的なポジション保有時間は? (数分? 数時間? 数日? 数週間?)
- 経済指標発表時に積極的にトレードしたいか?
- 週末をまたいでポジションを持ち越したいか?
Step 2: 自分の「リスク許容度」を正直に見極める
- 1回のトレードで、または1日で、最大どれくらいの損失までなら精神的に平静を保てますか? (金額ではなく、資金に対する割合で考える)
- 大きなリターンを狙うためには大きなリスクも受け入れられるタイプですか? それとも安定性を重視し、リスクは極力抑えたいタイプですか?
Step 3: スタイルとリスク許容度に合うタイプを選ぶ【診断フロー】
- Q1. 週末をまたいでポジションを持ち越したいですか? または重要なニュース発表時にトレードしたいですか?
- YES → スイングアカウント が有力候補 (ただしレバレッジ1:30は許容できるか? → YESならスイング決定)
- NO → Q2へ
- Q2. 標準的なリスク(最大ロス10%, 日次5%)よりかなり高いリスクを取ってでも、高い利益目標(20%)を狙いたいですか?
- YES (かつ、自分のスキルとリスク管理に絶対的な自信がある) → アグレッシブアカウント が候補
- NO (または、自信がない) → 通常アカウント がおすすめ
迷ったら「通常アカウント」が無難
もし、どのタイプが自分に合っているか決めきれない場合は、**まずは最も標準的な「通常アカウント」から始めるのが無難**です。基本的なルールに慣れ、自分のスタイルを確立してから、必要であれば次の挑戦で他のタイプを検討するのが良いでしょう。
また、FTMOの無料トライアルでは、アカウントタイプを選んで試すことができる場合があります(提供状況は要確認)。可能であれば、トライアルで各タイプ(特に通常とスイング)を試してみるのが最も確実です。
FTMOアカウントタイプに関する注意点とFAQ
最後に、アカウントタイプ選択に関する注意点とよくある質問をまとめます。
Q1: チャレンジの途中でアカウントタイプを変更できますか?
A1: いいえ、一度選択したアカウントタイプをチャレンジの途中で変更することはできません。最初の選択が非常に重要です。
Q2: スイングアカウントのレバレッジ(1:30)は低すぎませんか?
A2: 低いと感じるかはトレーダーによります。レバレッジが低い分、大きなポジションを持つためにはより多くの証拠金が必要(FTMOの場合は提供資金枠内での管理)、または小さな値幅での利益確定が難しくなります。しかし、リスク管理の観点からは安全性が高いとも言えます。ご自身の戦略と資金管理に合うかどうかが重要です。デイトレやスキャルピングメインの方には不向きかもしれません。
Q3: アグレッシブを選んだけど難しすぎました。再挑戦で変更できますか?
A3: はい、チャレンジに失敗した場合、**再挑戦する際には別のアカウントタイプを選択することが可能**です。
Q4: どのタイプが一番合格しやすいですか?
A4: 一概には言えません。合格しやすいタイプは、**あなた自身のトレードスタイルと戦略に最も合っているタイプ**です。例えば、スイングトレーダーが無理に通常アカウントで挑戦しても、週末持ち越しができずにパフォーマンスが落ちるかもしれません。逆にデイトレーダーがスイングアカウントを選んでも、低いレバレッジが足かせになる可能性があります。
Q5: アカウントタイプによって取引できる通貨ペアや商品は異なりますか?
A5: 基本的に、取引できる金融商品はアカウントタイプによって違いはありません。FTMOが提供する全てのCFD商品(FX通貨ペア、インデックス、コモディティ、仮想通貨など)を取引できます。
Q6: 利益分配率やスケーリングプランはタイプによって違いますか?
A6: 利益分配率(最大90%)やスケーリングプランの条件は、基本的にどのアカウントタイプでも同じです。
まとめ:最適なアカウントタイプを選び、FTMOチャレンジを有利に進めよう!
FTMOのアカウントタイプ選びは、チャレンジの成否、そしてその後のトレーダーとしての活動に大きく影響する重要な選択です。
- 通常アカウント: バランス型。デイトレ・短期スイング向け。ニュース・持ち越し制限あり。迷ったらコレ。
- スイングアカウント: 自由度重視型。スイング・長期・ニュース向け。レバレッジ低い(1:30)。持ち越しOK。
- アグレッシブアカウント: ハイリスク・ハイリターン型。高目標・高損失許容。経験者向け。ニュース・持ち越し制限あり。
最も重要なのは、自分のトレードスタイル、戦略、リスク許容度を客観的に理解し、それに最も適したタイプを選ぶことです。見栄や「早く稼ぎたい」という焦りだけで選ぶのではなく、冷静に判断しましょう。
そして、どのタイプを選んだとしても、FTMOの厳しいルール、特にドローダウンルールを遵守し、徹底したリスク管理を行うことが、成功への絶対条件です。
次のステップへ:FTMOへの扉を開く準備
あなたに合ったアカウントタイプは見つかりましたか?
次は、実際にFTMOの世界を体験してみましょう。
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