【失格回避】FTMO禁止事項・禁止トレード手法 完全リスト|EA・コピトレ・ニュース取引はOK?【2025年最新】

【失格回避】FTMO禁止事項・禁止トレード手法 完全リスト|EA・コピトレ・ニュース取引はOK?【2025年最新】

「FTMOチャレンジ、ルール違反で一発失格は避けたい…」
「どのEAなら使っても大丈夫なの?コピートレードは禁止?」
「気づかないうちに禁止行為をしてしまわないか不安…」

厳しいけれど大きなチャンスがあるFTMOチャレンジ。しかし、その挑戦を水の泡にしてしまう最大の原因の一つが、FTMOが定める「禁止事項」や「禁止トレード手法」を知らずに(あるいは軽視して)抵触してしまうことです。

利益目標達成やドローダウン管理はもちろん重要ですが、どんなに良い成績でも、たった一つの禁止行為で即失格、最悪の場合はアカウント閉鎖や利益没収に繋がる可能性すらあります。

この記事では、あなたがFTMOチャレンジやその後のFTMOトレーダー期間で、不本意な失格を避けるために、FTMOが禁止または制限している主要な取引戦略や行為について、現時点で分かっている情報を可能な限り詳しく、具体的に解説します。

  • なぜFTMOは禁止事項を設けるのか?その理由
  • 【最重要】必ず確認すべき公式情報ソース
  • FTMOで禁止・制限されている主な取引戦略・行為リスト【詳細解説】
    • 自動売買(EA)に関する制限(HFT、アービトラージ、コピー系など)
    • 他人のシグナル利用・コピートレード
    • アカウント共有・他者による取引
    • 重要ニュース発表時の取引制限
    • 週末ポジション持ち越し制限
    • マーチンゲールやグリッド取引の扱い
    • その他(グループ取引、サーバー負荷など)
  • 禁止事項に違反した場合のリスク
  • 誤解しやすい点・Q&A

この記事を読んで禁止事項を正しく理解し、クリーンなトレードを心がけることが、FTMOで成功を掴むための重要な鍵となります。「知らなかった」では済まされないルールを、ここでしっかり確認しておきましょう。


なぜFTMOは禁止事項・制限を設けるのか?

FTMOが様々な禁止事項や制限を設けているのには、主に以下のような理由があります。

  • トレーダーのリスク管理能力の評価: FTMOは、単に利益を出せるだけでなく、持続可能で現実的なリスク管理ができるトレーダーを探しています。極端なハイリスク戦略(例:過度なマーチンゲール)や、市場の隙をつくような手法(例:レイテンシーアービトラージ)は、長期的な安定性や再現性に欠けると判断される可能性があります。
  • 市場への影響と公平性: 特定の高速取引(HFT)や悪質なアービトラージなどは、市場の流動性プロバイダーとの関係を悪化させたり、他のトレーダーに対して不公平な状況を生み出したりする可能性があります。
  • ビジネスモデルの保護: FTMOはトレーダーに資金を提供し、その利益から収益を得ています。会社の資金を過度なリスクに晒すような取引戦略や、システムの脆弱性を悪用するような行為は、ビジネスモデル自体を脅かすため制限されます。
  • 模倣・コピーの防止: FTMOは、トレーダー自身の独自のスキルと判断力を評価したいと考えています。他人のシグナルやEAに頼りきった取引は、その評価を難しくします。

これらの理由から、FTMOは持続可能で健全なトレーディング環境を維持するために、一定のルールを設けているのです。


【最重要】禁止事項の確認は必ず「FTMO公式サイト」で!

この記事では、現時点で一般的に知られている禁止事項や制限について解説しますが、最も正確かつ最新の情報は、必ずFTMOの公式サイトで確認してください。

  • 利用規約 (Terms & Conditions): 契約に関する法的文書。禁止事項についても詳細が記載されています。
  • FAQ (よくある質問): 禁止されている取引戦略などについて、具体的な質問と回答が掲載されている場合があります。
  • クライアントエリア内の情報: ログイン後のアカウント情報ページなどに、適用されるルールが記載されていることがあります。

規約は変更される可能性があります。 チャレンジ開始前はもちろん、定期的に公式サイトを確認する習慣をつけましょう。不明な点があれば、申し込み前にFTMOのサポートに問い合わせるのが最も確実です。

FTMO 利用規約 (英語)
FTMO FAQ (英語)


FTMOで禁止・制限されている主な取引戦略・行為リスト【詳細解説】

以下に、FTMOで禁止または制限されている可能性が高い、あるいは過去に問題となった事例がある取引戦略や行為をリストアップし、解説します。(※解釈や適用はFTMO側の判断によります)

1. 自動売買(EA)に関する制限

FTMOではEAの使用自体は禁止されていませんが、使用できるEAの種類や方法には厳しい制限があります。

  • 禁止される可能性が高いEAの種類:
    • 高頻度取引 (HFT) EA: 極めて短時間に大量の注文を行うEA。サーバー負荷や市場への影響から禁止されています。
    • アービトラージEA: 取引所間や商品間のわずかな価格差を狙う裁定取引EA(レイテンシーアービトラージ、トライアングルアービトラージなど)。
    • ティック・スキャルピングEA: ティックチャートレベルでの超高速スキャルピングを行うEA。
    • 他社から購入した汎用EAの無許可利用: 自分以外のトレーダーも利用している市販のEAをそのまま使う場合、他のFTMOトレーダーと全く同じ取引(意図しないコピー取引)とみなされ、規約違反となるリスクがあります。
    • 複数アカウントでの同一EA使用: 異なる名義のアカウントで、全く同じEA、同じ設定で稼働させること(実質的な資金上限回避と見なされる可能性)。
  • 許可される可能性のあるEA:
    • トレーダー自身が開発した、または独自にカスタマイズした、オリジナルのロジックに基づき、常識的な頻度で取引を行うEAは、許可される可能性があります。
  • 【重要】EA利用の判断基準: FTMOは「トレーダー自身の戦略」を評価したいと考えています。そのため、EAを使う場合でも、そのロジックがトレーダー自身の裁量判断や分析に基づいていること、他のトレーダーと著しく類似した取引にならないことが重要視されます。使用したいEAがある場合は、必ず事前にFTMOサポートに確認を取ることを強く推奨します。

関連情報: Fintokei(フィントケイ)EA活用ガイド (他社事例ですが参考になる可能性)

2. 他人のシグナル利用・コピートレード

  • 明確に禁止されています。 有料・無料を問わず、第三者が提供する売買シグナルに従って取引することや、他のトレーダーの取引を自動的にコピーするシステム(ソーシャルトレード、コピートレード)を利用することは許可されていません。
  • FTMOは、あくまであなた自身の取引スキルを評価したいと考えています。

3. アカウント共有・譲渡・代理取引

  • FTMOアカウントは、登録者本人のみが使用できます。アカウント情報を他人に教えたり、共有したり、代わりに取引してもらったりすることは固く禁止されています。
  • 他人にアカウントを売却・譲渡することもできません。

4. 重要ニュース発表時の取引制限(通常/アグレッシブアカウント)

  • 通常アカウントとアグレッシブアカウントでは、FTMOが指定する重要な経済指標発表の前後2分間(合計4分間)は、新規注文の発注および既存ポジションの決済が禁止されています。
  • 対象となる指標はFTMOの経済カレンダーで確認できます。このルールを知らずに取引してしまうと、失格の原因となります。
  • スイングアカウントではこの制限はありません。

5. 週末のポジション持ち越し制限(通常/アグレッシブアカウント)

  • 通常アカウントとアグレッシブアカウントでは、原則として週末(金曜日の市場クローズ時)にポジションを持ち越すことが禁止されています。金曜日の取引終了までに全てのポジションを決済する必要があります。
  • スイングアカウントでは週末の持ち越しが可能です。

6. マーチンゲール法・グリッド取引の扱い

  • 明確に「禁止」とは記載されていない場合が多いですが、これらの戦略はFTMOのルール(特にドローダウン)に抵触しやすく、結果的に失格に繋がりやすいため、注意が必要です。
  • マーチンゲール法: 負けるたびに賭け金(ロット数)を倍にしていく手法。連敗が続くと急激に損失が膨らみ、最大ロスやデイリーロスの上限に達しやすいです。
  • グリッド取引: 一定間隔で複数の指値・逆指値注文を格子状に配置する手法。レンジ相場では有効な場合もありますが、トレンドが発生すると大きな含み損を抱えやすく、ドローダウン違反のリスクが高まります。
  • FTMOは「現実的で持続可能なリスク管理」を求めているため、これらの手法は推奨されない、あるいは禁止と解釈される可能性があります。

7. 裁定取引(アービトラージ)全般

EAを使わない手動でのアービトラージも含め、取引所間の価格差やシステム上の遅延などを利用した裁定取引戦略は、基本的に禁止されていると考えて良いでしょう。これは市場の公平性やFTMOのビジネスモデルに関わるためです。

8. グループトレーディング・複数アカウントでの協調戦略

複数のトレーダーが結託し、同じ戦略やタイミングで取引を行うこと(グループトレーディング)は、禁止されています

また、異なる人物の名義で複数のアカウントを作成し、実質的に同一人物が同じ戦略で運用することも、意図しないコピー取引やリスク管理逃れとみなされ、規約違反となる可能性があります。

9. その他(サーバー負荷、データフィード悪用など)

  • 意図的にFTMOのサーバーに過度な負荷をかけるような行為。
  • 取引プラットフォームやデータフィードの脆弱性、エラーなどを悪用した取引。
  • その他、FTMOが不適切または規約違反と判断する行為全般。

重ねて強調しますが、上記は一般的な解釈や過去の事例に基づく情報を含みます。最終的な判断はFTMOが行うため、少しでも疑問や不安があれば、必ず公式情報を確認し、必要であればサポートに問い合わせてください。


禁止事項に違反した場合のリスクとは?【軽い気持ちは禁物!】

もしFTMOの禁止事項に抵触した場合、以下のような厳しい措置が取られる可能性があります。

  • 該当トレードの無効化と利益の取り消し
  • チャレンジまたはベリフィケーションの即時失格
  • FTMOトレーダーアカウントの停止・閉鎖
  • 獲得した利益(未払い分)の没収
  • 今後のFTMOプログラムへの参加禁止
  • (悪質な場合)法的措置の可能性(極めて稀だと思われますが)

軽い気持ちでのルール違反が、あなたのトレーダーとしてのキャリアに大きなダメージを与える可能性があることを、肝に銘じておく必要があります。


誤解しやすい点・FAQ【禁止事項 Q&A】

Q1: 特定のインジケーター(例:移動平均線、RSI)を使うのは禁止ですか?
A1: いいえ、一般的なテクニカルインジケーターの使用自体は全く問題ありません。禁止される可能性があるのは、それらを組み込んだEAの種類(HFTやアービトラージなど)や、他人のシグナルに依存した使い方です。

Q2: スキャルピング自体は禁止ですか?
A2: 手動での常識的な範囲のスキャルピング自体は禁止されていません。ただし、超高頻度取引(HFT)に該当するEAや、サーバーに極端な負荷をかけるような手法は禁止される可能性があります。

Q3: 両建て(ヘッジング)は禁止ですか?
A3: FTMOの利用規約で両建て(同一通貨ペアの買いポジションと売りポジションを同時に持つこと)が明確に禁止されているかは、必ず最新の規約を確認する必要があります。プロップファームによっては禁止している場合があり、また、経済合理性のない(例:スワップポイントのみを狙うような)不自然な両建ては問題視される可能性があります。

Q4: どのEAなら安全に使えますか?
A4: 「このEAなら絶対に安全」という保証はFTMOからは得られません。一般的には、ご自身で開発または独自にカスタマイズし、禁止されている戦略(HFT、アービトラージ、禁止コピー等)に該当せず、常識的な頻度で取引を行うEAであれば、許可される可能性が高いです。しかし、最終判断はFTMOが行うため、必ず使用前にFTMOサポートに確認することをおすすめします。

Q5: 指標発表時、ポジションを持ったまま発表を迎えるのはOK?(通常/アグレッシブアカウント)
A5: はい、通常アカウントとアグレッシブアカウントで禁止されているのは「発表前後2分間の新規発注および既存ポジションの決済」です。発表前から保有しているポジションをそのまま持ち続けること自体は許可されています。ただし、価格が急変動し、損切りにかかるリスクは通常より高まります。


まとめ:ルールを守り、クリーンなトレードでFTMOを目指そう!

FTMOチャレンジとFTMOトレーダー期間における禁止事項・制限について解説しました。

覚えておくべき最重要ポイント:

  • ルールは厳しいが、明確な理由がある。
  • 最も確実な情報は公式サイトの利用規約とFAQ。必ず確認する!
  • EA利用、コピートレード、アカウント共有、ニュース取引制限(通常/アグレッシブ)、週末持ち越し制限(通常/アグレッシブ)は特に注意が必要。
  • 不明な点、不安な点は必ず事前にサポートに確認する。
  • 規約違反のリスクは非常に大きい(失格・利益没収など)。

「バレなければ大丈夫」という安易な考えは絶対に禁物です。FTMOは高度な取引分析システムを持っていると考えられ、不審な取引は検知される可能性が高いです。正々堂々、ルールを守って自身のトレーディングスキルを証明することこそが、FTMOで成功するための唯一の道です。

禁止事項をしっかり理解し、クリーンなトレードを心がけて、自信を持ってFTMOチャレンジに臨みましょう!


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