【再現性特化】最新手法:プライスアクション+チャートパターン+ボリンジャーバンドでレンジとトレンドを完全攻略!

【再現性特化】最新手法:プライスアクション+チャートパターン+ボリンジャーバンドでレンジとトレンドを完全攻略!

【再現性特化】最新手法:プライスアクション+チャートパターン+ボリンジャーバンドでレンジとトレンドを完全攻略!

こんにちは!トレーダー兼インジケーター開発者のdaitoです。

「トレンドは得意だけど、レンジになると途端に勝てなくなる…」
「複雑なインジケーターに頼らず、もっと本質的な手法が知りたい」
「プロがどんな思考でチャートを見ているのか、その視点を学びたい」

もしあなたが一つでもこう感じているなら、この記事はあなたのトレードを次のレベルへ引き上げる大きなきっかけになるはずです。

この記事で公開するのは、私が長年の検証と実践、そして自作ツールの開発を通じて体系化した、再現性を極限まで高めたトレード手法です。

使うのは、相場の本質である「プライスアクション」、投資家心理が作り出す「チャートパターン」、そして値動きの勢いを可視化する「ボリンジャーバンド」の3つだけ。このシンプルな組み合わせで、あらゆる相場状況に対応していきます。

※私の手法はエクスネス(Exness)のXAUUSD(金/ドル:ゴールド通貨ペア)をメインにしています。

第一部:手法の核となる3つの視点と環境認識

1. 3つの武器を組み合わせる理由

私の手法は、以下の3つの要素を組み合わせることで、相場を立体的に読み解きます。

  • ① プライスアクション: プライスアクションは相場の”今”を語る最も正直な言語です。特に各時間足の直近のローソク足の動きに注目します。
  • ② チャートパターン: チャートパターンは投資家たちの心理が作り出す”未来のシナリオ”です。ダブルトップや三角持ち合いなど、大衆が意識する形は、次の動きを予測する強力な根拠となります。
  • ③ ボリンジャーバンド: ボリンジャーバンドは相場の”勢いと限界点”を教えてくれる地図です。ただし、私の手法ではトレンドフォローとレンジ逆張りの両方で、異なる使い方をします。

これらを組み合わせることで、「なんとなく」のエントリーを排除し、すべてのトレードに明確な根拠を持たせます。

2. 勝敗の8割を決める「階層的マルチタイムフレーム分析」

優れた手法も、使うべき場所を間違えれば機能しません。その”場所”を見極めるのが、マルチタイムフレーム分析(MTF)です。

分析の基本フロー

  1. 4時間足で「大きな川の流れ」を読む。 今、相場がどちらに向かおうとしているのか、大局的な方向性を把握します。
  2. 1時間足で「今日の物語」を組み立てる。 大局の流れの中で、現在はどんなチャートパターンを形成しているのか、意識すべき抵抗帯はどこか、具体的なシナリオを考えます。
  3. 15分足を「作戦の軸」とする。 どのシナリオを優先するか、トレードの方向性を最終決定する重要な時間足です。
  4. 5分足・1分足で「引き金を引く」タイミングを計る。 具体的なプライスアクションや精密な押し目・戻りを待ち、エントリーを実行します。

この階層的な視点を持つことで、常に相場の全体像を見失うことなく、優位性の高い局面だけで戦うことができます。

第二部:【実践編】5つのエントリーパターンと難易度

ここからは、具体的な手法を難易度別に解説します。まずは再現性が高く、取り組みやすい「難易度:低」の3つの手法からマスターすることを目指してください。

【難易度:低】① ブレイク後の押し目買い/戻り売り

【難易度:低】① ブレイク後の押し目買い/戻り売り:斜めでも横でも可能

これが私の手法の「本命」であり、最も安定して利益を狙える王道パターンです。

  • 狙う場所: 市場が活発な時間帯に、明確なレンジやチャートパターンをブレイクした後、価格が一旦調整で戻ってきたポイント。
  • エントリー:
    1. ブレイクしたラインが今度はサポート/レジスタンスとして機能するのを待ちます。
    2. そのラインと、フィボナッチ・リトレースメントの38.2%や61.8%などが重なるエリアを探します。
    3. そのエリアで反発を示すプライスアクション(ピンバーなど)を確認し、トレンド方向にエントリーします。
  • 利確/損切り: 利確目標はブレイク後の高値/安値。損切りは押し目/戻りの最安値/最高値を割ったポイントに置きます。(状態に応じで利益を伸ばす場合もあります。積極的に利益を伸ばすを優先する場面です)

【難易度:低】② ブレイクアウト直後の初動狙いスキャ

【難易度:低】② ブレイクアウト直後の初動狙いスキャ:斜めでも横でも可能

強いトレンドが発生し、押し目を待つ余裕がない場合に、その初動の勢いだけを狙う手法です。

  • エントリー: 5分足または1分足の実体がレジサポラインを明確にブレイクして確定した瞬間にエントリーします。
  • 決済: この手法はスピードが命です。
    • 最重要ルール: もしローソク足がブレイクに失敗し、ヒゲでラインの内側に戻された場合は、迷わず即損切りしてください。
    • 利確は、ティックチャートの勢いが少しでも衰えたと感じた瞬間。欲張らず、薄利を確実に積み重ねます。トレーリングストップの活用も非常に有効です。

【難易度:低】③ 大きいレンジ内の順張り

【難易度:低】③ 大きいレンジ内の順張り:斜めでも横でも可能

1時間足などで確認できる大きなレンジ相場も、絶好のチャンスです。

  • エントリー: レンジ下限で反発を確認し、ボリバンのミドルバンドを上抜けたらロング(目標はレンジ上限または、直近の抵抗体)。レンジ上限で反落を確認し、ミドルバンドを下抜けたらショート(目標はレンジ下限または、直近の抵抗体)。
  • 注意点: レンジの真ん中エリアは値動きが予測しにくいため、手を出さないのが賢明です。

【開発者コラム】なぜ複雑な手法を追求するのか – EA開発の現場から

ここから紹介する手法は、非常に難易度が高く、安易な実践は推奨しません。ではなぜ私がこのような手法を研究し、言語化しようとするのか。その答えは、私のもう一つの顔である「EA開発」の現場にあります。

EA開発とは、曖昧な感覚を排除し、トレードロジックを厳密なルールに落とし込む作業です。トレンド相場を狙うEAは、比較的ロジックが明確で、開発しやすい傾向にあります。実際に私が開発したMAとVWAPを組み合わせたEAも、トレンドフォローにおいては良好な成績を示しました。

しかし、相場の大半は明確なトレンドではなく、方向感のない「レンジ相場」です。このレンジを攻略しない限り、EAの収益を安定させることはできません。私が現在進行形で取り組んでいるレンジ相場攻略EAの開発は、まさに茨の道です。無数のパラメーター調整とバックテストを繰り返す中で、「なぜここで価格は反発するのか」「ダマシのブレイクにはどんな特徴があるのか」を、嫌というほど突きつけられます。

この「EAに教えるために、相場の本質を言語化する」というプロセスこそが、私の裁量トレードのレベルを飛躍的に向上させてくれました。ブレイク手法を極めたトレーダーが次のステージに進むためには、相場の大半を占める「難しい局面」を攻略する必要があるのです。「どんな相場でも戦える技術」こそが私の目標であり、そのための試行錯誤の過程を共有することに、この記事の価値があると考えています。


【難易度:高】④ ブレイク失敗を狙う逆張り秒スキャ

【難易度:高】④ ブレイク失敗を狙う逆張り秒スキャ:斜めでも横でも可能
  • 狙う場所: ブレイクすると見せかけて、多くのトレーダーを巻き込みながら失敗(ダマシ)に終わる瞬間。(単純に伸びすぎて騙しではなく、調整が大きくなる場合もあり、こちらがかかなり難しいです。騙しのほうが比較的簡単です)
  • ロジック: ブレイクに失敗したトレーダーたちの損切り注文を燃料にして、価格が急反転する初動を狙います。ボリンジャーバンドの±3σなどにタッチして長いヒゲを付けたプライスアクションがサインとなります。損切りを徹底できなければ、一瞬で大きな損失を被るリスクがあります。

【難易度:激ムズ】⑤ 東京時間のレンジ逆張り

【難易度:激ムズ】⑤ 東京時間のレンジ逆張り:斜めでも横でも可能

これは私の手法の中で最も難しく、最大の挑戦です。資金を守るため、初心者は絶対に取引しないでください。(※9時から11時あたりは短期スキャルピングで順張りが最も利益が取りやすく簡単なのでおすすめですが、12時以降からはレンジになりやすいので注意が必要です)

逆に、9時から12時や15時から18時や21時から24時あたりは伸びやすい傾向なので順張り手法が聞きやすくほとんどのプロトレーダーはこのあたりの時間帯に特化することが多いです。

単純に勝ちたいならこの3つの時間を中心にトレードすると効率的です。

なので、こちらは本当に難しいので注意が必要です。

  • 狙う場所: 市場参加者が少なく、ボラティリティが低下する東京時間の昼(12時~15時頃)のレンジ相場。
  • ロジック: この時間帯のブレイクはダマシに終わることが多いというアノマリーを利用します。ボリンジャーバンド(±1σ~4σまで表示)の上限/下限と、チャートパターンのラインが重なるポイントで、「ブレイクしそうに見える強い動き」に対してあえて逆張りを仕掛けます。
  • 決済: 数秒~数分の超短期決戦。プラスに転じたら、すぐにトレーリングストップを起動させて利益を確保するのが、精神衛生上も最良の選択です。

実際の事例を紹介します。

チャートパターンの優位性
ボリンジャーバンドの活用方法

このボリンジャーバンドも自作しました。

そして、このチャートパターンに関しても自作しています。

各時間足で描画されたチャートパターンやトレンドライン、平行ラインなどを描画させる機能を実装しています。ブレイクやレンジタッチなども判別。各時間足のブレイクや各時間足のチャートパターン、プライスアクションまでこのインジケーターですべて確認できます。

このようにあらゆるパターンが相場には隠れているので見落としがないか常に注意深く分析する必要があります。

スキャルなどは一瞬の判断が命取りになるので自分の分析を効率化するために自作しました。

また、チャートパターンだけでは全体的な流れや参入する確率が可視化できないので、その部分をVWAPなどでカバーしています。こちらも自作しました。

VWAPとボリンジャーバンドの自作インジケーター

赤くなっている部分は下降でエントリーしている人が多くなったことを示しています。

VWAPの数値で色を変更し、ボリンジャーバンドにも反映するようにしました。

これで、下のエントリーが優位性が高いとひと目見てわかるようになり、レンジだとしてもボリンジャーバンドのラインと先程のチャートパターンでの逆張りで利益にすることが可能。

時間帯のアノマリーを可視化したインジケーターを作りました。

このように、時間帯で戦略を変えるのが優位性を大幅に高められます。ですが、いつも優位性があるとは限らないため、レンジ時間にブレイクをしたり、ブレイク時間にレンジになったりもします。

こういった原理としては、チャートパターンのちょうどブレイク局面でのレンジ時間やブレイクする曲名んだが、すでにどこかでブレイクを使い果たしたや、ブレイクするにはあまりにも根拠が弱いチャートパターン(相場状態)など、複数要因が組み合わさっています。

経済指標なども原因にはありますが、一番オススメなのはチャートパターンで大衆心理を読むことです。

これなら再現性があり、不確定要素に振り回されることがないためおすすめです。

第三部:手法を使いこなすためのルールと心構え

1. 資金管理は命綱

どんなに優れた手法も、資金管理を怠れば一瞬で市場から退場させられます。

  • リスクリワード: 基本は1対1以上を意識します。欲張らず、着実に資産を築くことを目指しましょう。
  • 損切り: 損切りを置かないトレードは、ただのギャンブルです。エントリーと同時に、必ず損切り注文を入れましょう。

2. ルールを淡々と繰り返す

トレードは感情との戦いです。熱くなってルールを破った時、必ず相場からしっぺ返しを食らいます。常に冷静に、決めたルールを機械のように淡々と繰り返すこと。それこそが、長期的に勝ち続けるための唯一の道です。

おわりに:まずは「本命」の手法から

今回は、私の手法の全貌を、その背景にある哲学まで含めてご紹介しました。情報量が多く、特に後半は難しく感じたかもしれません。

しかし、最初からすべてをマスターする必要はありません。まずは、この記事の「本命」である【難易度:低】①の押し目買い/戻り売りを、ご自身のチャートで徹底的に練習・検証してみてください。

一つの強力な武器を完璧に使いこなせるようになれば、それがあなたのトレードの揺るぎない土台となります。この記事が、あなたのトレードライフをより良い方向へ導く一助となれば、これほど嬉しいことはありません。