【daito式・戦闘教義】精密ボクサーの神髄 – なぜ、あなたはレンジ相場で利益を溶かすのか?【基本や休憩・どうしても取引したい人へ】【プロップファーム想定】

【daito式・戦闘教義】精密ボクサーの神髄 – なぜ、あなたはレンジ相場で利益を溶かすのか?【基本や休憩・どうしても取引したい人へ】【プロップファーム想定】

2025年9月5日

トレンドで築いた城を、レンジの沼で溶かす。

それは、ほとんどのトレーダーが罹患する、不治の病だ。

コツコツと積み上げた利益が、数時間後には泡のように消えている。昨日までの自信が、今日には絶望に変わる。
そして、また次のトレンドを待ち望む…。

かく言う僕自身も、6年間の研究の大半を、この「レンジ」という名の、底なしの沼で溺れ続けてきた。(※やりたい日以外はやらないでOK。本来はレンジは休憩です。どうしてもやりたいと考えてしまう人向け)

だが、もし、その沼の底に、誰も知らない「必勝の法則」が眠っているとしたら?

  • もし、あなたが、この混沌としたレンジ相場を、あなたの「最も得意な狩場」に変えることができるとしたら?

この記事で解説するのは、単なる「逆張り」のテクニックではない。
それは、僕がEA開発という、一切の曖昧さを許さない世界で研ぎ澄ませた、混沌のリングを支配するための、『精密ボクサー』としての、完全なる戦闘教義だ。

トレンドという広大な平原を駆ける『スナイパー』の戦い方とは、全く違う。
ここで語るのは、「戦うべきレンジ」「絶対に手を出してはいけないレンジ」を完璧に見極め、精密なジャブを打ち込み、確実にポイントを稼ぎ続けるための、もう一つの、そして最も難解な、戦闘の哲学である。

準備はいいか?
これから、君も混沌の支配者になる。


第1章:リングを見極める – ボクサーが、戦うことを“許された”場所

まず、最も残酷な真実から、お伝えしなければならない。
市場に存在するレンジ相場の9割は、君が戦うべき「リング」ではない。
それは、君から手数料と自信を奪い去るためだけに存在する、ただの「罠」だ。

では、本物の『精密ボクサー』は、どこで戦うのか?
彼らが、その重い腰を上げ、リングに上がることを“許される”のは、以下の3つの神託が、完璧に揃った「決戦の場(コンフルエンス・ゾーン)」だけである。

  • 神託①【明確な境界線】: 4時間足や1時間足といった神々の視点で、誰の目にも明らかな「結界(サポート/レジスタンス)」が張られていること。
  • 神託②【十分な値幅】: その結界の内側に、君が負うリスク(損切り)を遥かに上回る報酬(利益)が眠っている、十分な「神々の遊び場」が広がっていること。
  • 神託③【静寂の時間】: 経済指標という名の「嵐」が過ぎ去り、市場が比較的落ち着いている「ボクサータイム」であること。

これら3つの条件を満たさない、狭く、方向感のないレンジは、そもそも戦場として認識すらしない。
この「リングを見極める目」こそが、君が最初に手に入れるべき、ボクサーとしての最強の「神眼」だ。

第2章:【実践】精密ボクサーの戦闘技術 – カウンターと一撃離脱

戦うべきリングが決まったら、あとはロープ際での、一瞬の攻防に全てを集中させる。
使う武器は、2つだけだ。「プライスアクション」と「チャートパターン」。

最初は「ボリンジャーバンド」という補助輪を使ってもいい。だが、いずれ君も気づくだろう。
究極のボクサーは、己の「拳(プライスアクション)」と「読み(チャートパターン)」だけで、全てを制圧するという事実に。

① 究極のカウンター:ロープ際の攻防

我々の仕事は、リングの中央で、愚か者たちのように不用意に打ち合うことではない。
相手(市場)が疲れ、大振りのパンチを打ってきた、リングのロープ際(レンジの上限・下限)で、完璧なカウンターを狙う。

  • 【待ち伏せ】: 価格が結界に触れるのを、ただ、ひたすら待つ。
  • 【引き金】: その結界の上で、15分足レベルでの「市場からの反撃の狼煙(明確な反発のプライスアクション)」が「確定」するのを待つ。
  • 【執行】: 狼煙が上がった、次の足の始値で、慈悲も、ためらいもなく、逆張りの拳を叩き込む。

② 一撃離脱:欲張らない決済ルール

ボクサーの目的は、KO(大きなトレンド)を狙うことではない。
確実にポイントを稼ぎ、判定で勝ち続けることだ。

  • 【利確(TP)】: 第一目標は、リングの「中央線(ミドルライン)」未満。決して、欲張るな。
  • 【損切り(SL)】: エントリーの根拠となったプライスアクションという名の「拳」の高値/安値の、ほんの少し外側。ここに置いた損切りは、神との誓いだ。絶対に、動かすな。

この「一撃離脱」を、機械のように、淡々と繰り返す。
それこそが、レンジ相場という混沌を、安定した「金脈」に変える、唯一の道だ。

結論:レンジを制する者は、全ての相場を制す

トレンドフォローが得意なトレーダーは、星の数ほど存在する。
しかし、相場の大半を占める、この混沌としたレンジ相場を、神の規律を持って攻略できる者だけが、本当の意味で「どんな相場でも戦える」プロフェッショナルへと進化することができる。

この記事で紹介した『精密ボクサー』の技術は、あなたのトレードに、新しい「引き出し」と、そして何より、市場で生き残り続けるための「絶対的な安定性」をもたらしてくれるはずだ。

さあ、チャートを開け。
君だけの「決戦のリング」が、そこにある。