レベル11〜20: テクニカル分析の基本

レベル11〜20: テクニカル分析の基本

2024年8月3日

レベル11〜20: テクニカル分析の基本

テクニカル分析は、FXトレーディングにおいて重要な役割を果たします。価格チャートやさまざまな指標を使用して、将来の価格動向を予測する手法です。このブログでは、テクニカル分析の基本を10のレベルに分けて解説します。

レベル11: テクニカル分析とは? – 概要と基本的なアプローチ

テクニカル分析は、過去の価格動向や取引量などの市場データを分析し、将来の価格動向を予測する手法です。

主な特徴:

  • 価格チャートを中心に分析
  • 過去のパターンが繰り返されるという前提
  • 需要と供給のバランスを重視
  • 心理的要因も考慮

基本的なアプローチ:

  1. トレンドの識別
  2. サポートとレジスタンスの特定
  3. パターンの認識
  4. インジケーターの活用

レベル12: 移動平均線の使い方 – SMAとEMAの違いと活用法

移動平均線は、価格の平均値を示す線で、トレンドの方向や強さを判断するのに役立ちます。

SMA (Simple Moving Average) vs EMA (Exponential Moving Average):

  • SMA: すべての期間の価格を等しく扱う
  • EMA: 最近の価格により大きな重みを置く

活用法:

  1. トレンドの方向性の確認
  2. サポート/レジスタンスレベルの特定
  3. クロスオーバー戦略(ゴールデンクロス/デッドクロス)
  4. 複数の期間の移動平均線を組み合わせた分析

レベル13: サポートとレジスタンス – トレンドラインの引き方と見極め方

サポート(支持線)とレジスタンス(抵抗線)は、価格の上昇や下落が一時的に止まるレベルを示します。

トレンドラインの引き方:

  1. 上昇トレンド:安値を結ぶ
  2. 下降トレンド:高値を結ぶ
  3. 最低2点を通る直線を引く
  4. 3点以上通れば、より信頼性が高い

見極め方:

  • 過去の価格の反転ポイントを確認
  • 取引量の増加を伴う反転に注目
  • 心理的な節目(100円、1.0000ドルなど)も考慮

レベル14: ボリンジャーバンド – ボラティリティを利用したトレード手法

ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に、上下に標準偏差を加減した2本のラインで構成されます。

構成要素:

  • 中央のSMA(通常20期間)
  • 上のバンド(SMA + 2標準偏差)
  • 下のバンド(SMA – 2標準偏差)

活用法:

  1. オーバーボウト/オーバーソールドの判断
  2. ボラティリティの拡大/縮小の把握
  3. ブレイクアウトの確認
  4. トレンドの強さの判断

レベル15: MACD – トレンドフォロー型のインジケーター

MACD (Moving Average Convergence Divergence) は、2つの移動平均線の差を利用したインジケーターです。

構成要素:

  • MACD線:短期EMA – 長期EMA
  • シグナル線:MACD線の移動平均
  • ヒストグラム:MACD線 – シグナル線

活用法:

  1. トレンドの方向性の確認
  2. クロスオーバーによる売買シグナル
  3. ダイバージェンスの検出
  4. ゼロラインクロスの利用

レベル16: RSI – オシレーター系のインジケーターとその使い方

RSI (Relative Strength Index) は、価格の上昇・下降の勢いを0〜100の範囲で示すインジケーターです。

計算方法:
RSI = 100 – (100 / (1 + RS))
RS = 平均上昇幅 / 平均下降幅

活用法:

  1. オーバーボウト/オーバーソールドの判断(通常、70以上/30以下)
  2. ダイバージェンスの検出
  3. センターライン(50)のクロス
  4. チャートパターンの形成(RSI自体でのヘッドアンドショルダーなど)

レベル17: フィボナッチリトレースメント – 価格の反転ポイントの見極め

フィボナッチリトレースメントは、トレンドの調整幅を予測するためのツールです。

主要なフィボナッチ比率:

  • 23.6%, 38.2%, 50%, 61.8%, 78.6%

使用方法:

  1. トレンドの高値と安値を特定
  2. リトレースメントレベルを引く
  3. 価格がどのレベルで反応するか観察

活用法:

  1. エントリーポイントの特定
  2. 利益確定レベルの設定
  3. ストップロス位置の決定

レベル18: ピボットポイント – 短期トレードにおける支持・抵抗ライン

ピボットポイントは、前日の高値、安値、終値を使用して計算される支持・抵抗レベルです。

計算方法:

  • ピボットポイント(PP) = (高値 + 安値 + 終値) / 3
  • 第1支持線(S1) = (PP * 2) – 高値
  • 第1抵抗線(R1) = (PP * 2) – 安値

活用法:

  1. 日中のサポート/レジスタンスレベルの特定
  2. ブレイクアウトの確認
  3. 価格の反転ポイントの予測
  4. 複数の時間枠での分析

レベル19: トレンドラインとチャネル – トレンドの継続と転換のサイン

トレンドラインとチャネルは、価格の動きの方向性と範囲を視覚化するツールです。

トレンドライン:

  • 上昇トレンド:連続する安値を結ぶ線
  • 下降トレンド:連続する高値を結ぶ線

チャネル:

  • 上昇チャネル:上昇トレンドラインと平行な上部ライン
  • 下降チャネル:下降トレンドラインと平行な下部ライン

活用法:

  1. トレンドの強さの判断
  2. ブレイクアウト/ブレイクダウンの検出
  3. エントリー/イグジットポイントの特定
  4. トレンド転換のサインの把握

レベル20: チャートパターン – ヘッドアンドショルダー、ダブルトップ/ボトム、トライアングルなど

チャートパターンは、価格の動きが形成する特徴的な形状で、将来の価格動向を予測するのに用いられます。

主要なチャートパターン:

  1. 反転パターン
  • ヘッドアンドショルダー(逆ヘッドアンドショルダー)
  • ダブルトップ(ダブルボトム)
  • トリプルトップ(トリプルボトム)
  1. 継続パターン
  • 三角保ち合い(上昇/下降/対称)
  • 旗型(フラッグ)
  • ペナント
  1. その他のパターン
  • カップアンドハンドル
  • ウェッジ(上昇/下降)

パターンの見方:

  • 形状の完成度
  • ボリュームの変化
  • ブレイクアウト/ブレイクダウンの確認
  • パターン形成前のトレンド

活用法:

  1. トレンドの継続/反転の予測
  2. エントリー/イグジットポイントの決定
  3. 価格目標の設定
  4. リスク管理(ストップロスの配置)

以上が、FXトレーディングにおけるテクニカル分析の基本を10段階で解説した内容です。これらの手法を理解し、実践することで、より洗練されたトレード戦略を構築することができます。ただし、テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタル分析やリスク管理も含めた総合的なアプローチが重要であることを忘れないでください。

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このブログのコンセプトは「個人で稼ぐ力」です。
※この「個人で稼ぐ力」として、「FX」をメインにしています。その他も勉強しつつ実践していきます。

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