フィボナッチエクステンションとは?

フィボナッチエクステンションとは?

2023年2月8日

フィボナッチエクステンションとは?

フィボナッチエクステンションとは、テクニカル分析において、フィボナッチリトレースメントと呼ばれる手法を拡張したものです。

この手法は、トレンドの変化を予測するために使用され、株式市場などの投資分析にも使われます。

フィボナッチエクステンションは、前回の波の始点と終点から次の波のトレンドを予測することができると考えられています。

  • フィボナッチエクステンションはテクニカル分析の手法で使われる
  • フィボナッチリトレースメントを拡張したもの
  • トレンドの変化を予測するために使われる
  • 株式市場などの投資分析にも使われる
  • 前回の波の始点と終点から次の波のトレンドを予測することができる

ざっくりと把握するとこんなイメージになります。

更に概要を深掘りしたい方は下記も読んでみてください。

概要

フィボナッチエクステンションとは、トレードで頻繁に使われるフィボナッチ・リトレースメントの一種である[1]。フィボナッチ数列は、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが思いついた数字の並びであり、これを使って目標価格を決定するテクニカル分析ツールとして使用されている[2][3]。専業トレーダーが明かす「FXで勝てる」フィボナッチの使い方として、フィボナッチラインを使うトレード手法はトレンド相場でうまくいきやすく、引き方も簡単である[3]。また、Amazon.co.jpなどの口コミサイトには、ダウ理論やエリオット波動などの波動理論(=スイングの基本)を理解した上でフィボナッチ比率を説明した本が多数出版されている[4]

フィボナッチエクステンションとは、フィボナッチの数と比率を使用して、サポートラインとレジスタンスラインの将来の水準を描くツールです[1][2]

このツールは、最初の強い値動きの戻し(リトレースメント)の後、トレンドの継続が予想されるときに便利なものであり、どのマーケットでも適用できます[1]

フィボナッチエクステンションは、押し目戻り目から計算されるため、サポートやレジスタンスを見つける他の方法が適用できないエリアに移動している時に価格のターゲットを設定したり、サポートやレジスタンスの予測エリアを見つける方法となっています[2][3]

ということで、次はフィボナッチエクステンションの使い方にについて解説します。

フィボナッチエクステンションの使い方

リトレースメントやエクステンションにハーモニックパタリトレースメントやエクステンションにハーモニックパターンの判別方法を記載している例ーンの判別方法を記載している例

フィボナッチエクステンションの使い方は以下の通りです。

  1. 基準となるトレンドラインを決定する:このラインは、波の上限または下限となる値を示します。
  2. 波の最高点と最低点を決定する:これらのポイントから、フィボナッチリトレースメントレベルを求めます。
  3. フィボナッチリトレースメントレベルを計算する:前回の波の始点と終点から、フィボナッチの計算式を使って次の波のトレンドを予測します。
  4. 予測されたトレンドに基づいて投資する:予測されたトレンドを使って、適切な投資ストラテジーを選択します。

上記の通り。

更に細かく解説するとフィボナッチエクステンションは、トレンドが継続している際に次の高値・安値のターゲットをフィボナッチ比を使って求める手法です[1]

フィボナッチエクステンションは、リトレースメントやエクスパンションと同様、相場で意識されます[2]

フィボナッチエクステンションの引き方は、未来から過去にフィボナッチリトレースメントを引くことです[2]

買い場の場合は、高値から低値へのフィボナッチリトレースメントを引きます[2]

売り場の場合は、低値から高値へのフィボナッチリトレースメントを引きます[2]

フィボナッチエクステンションの数値設定は、一般的なものとして100%(D1)と161.8%(D2)の2つがありますが、127.2%も効いていることが多いため、100%、127.2%、161.8%のエクステンションを考えるとよいでしょう[1][2]

とは言え、実践的な使い方は人それぞれあり、考え方や応用の仕方なども変わってきます。

実際の例として僕の個人的な活用方法などもあるので参考としてどうぞ。

フィボナッチ(R/E)まとめ