【研究と調査】ハーモニックパターンのフィボナッチ数値

【研究と調査】ハーモニックパターンのフィボナッチ数値

ハーモニックパターンのフィボナッチ数値【王道チャートパターン4つ】

バタフライパターン、ガートレーパターン、バットパターン、クラブパターンは、テクニカル分析でよく使われるハーモニックパターンの一種です。これらのパターンは、特定の比率で動く波動を見つけることで、将来の価格の方向性や転換点を予測することができます。以下の表は、各パターンの特徴と比率を示しています。

パターンXAABBCCD
バタフライ0.7860.382-0.8860.382-0.8861.618-2.618
ガートレー0.6180.382-0.6180.618-0.7860.786
バット0.8860.382-0.50.382-0.8861.618
クラブ0.382-0.6180.382-0.8861.27-1.6180.382-0.886

使い方はこちら。

パターン名特徴エントリーエグジット
バタフライXAがABの1.27倍、BCがABの0.382~0.886倍、CDがBCの1.618~2.618倍、DがXAの1.618倍DでロングまたはショートADの0.382~0.618倍
シャークXAがABの1.13~1.618倍、BCがABの0.382~0.886倍、CDがBCの1.13~1.618倍、DがXAの0.886倍DでロングまたはショートADの0.5~0.618倍
サイファーXAがABの0.382~0.618倍、BCがABの1.272~1.414倍、CDがXCの0.786倍、DがXAの0.786倍DでロングまたはショートADの0.382~0.618倍
ガートレーXAがABの0.618倍、BCがABの0.382~0.886倍、CDがBCの1.27倍、DがXAの0.786倍DでロングまたはショートADの0.382~0.618倍
バットXAがABの0.382~0.5倍、BCがABの0.382~0.886倍、CDがBCの1.618~2.618倍、DがXAの0.886倍DでロングまたはショートADの0.382~0.618倍

となっていますが、イグジットは自分で決めています。

ハーモニックパターンを利用する際には、以下の点に注意しましょう。

  • パターンは完全に形成されるまで待つこと。途中でエントリーすると失敗する可能性が高いです。
  • パターンは常に正しいというわけではないこと。他のテクニカル指標やファンダメンタルズと併用すること。
  • ストップロスや利益確定のレベルを事前に決めること。パターンが崩れた場合や目標に達した場合に迷わないようにすること。

という感じです。

ハーモニックパターンのフィボナッチ数値【他にも沢山あります】

FX・ハーモニックパターン【全種類】について解説します。

ハーモニックパターンとは、特定の比率で動く波動を利用して、転換点や目標値を予測する手法です。ハーモニックパターンには、さまざまな種類がありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

ハーモニックパターン【バット】
バットパターンは、XABCDという5つのポイントからなるパターンで、ABがXAの0.382~0.5倍、BCがABの0.382~0.886倍、CDがXAの0.886倍になります。CDが最も重要なポイントで、ここで反転する可能性が高いです。CDの延長線上にあるADが目標値になります。

バットパターンには、以下の3つのバリエーションがあります。

  • パーフェクトバット:CDがXAの0.886倍にぴったり一致する場合。
  • マックスバット:CDがXAの0.886~1.13倍の範囲内にある場合。
  • オルトバット:CDがXAの1.13~1.618倍の範囲内にある場合。

ハーモニックパターン【ガートレー】
ガートレーは、バットパターンと似ていますが、ABがXAの0.618倍、BCがABの0.382~0.886倍、CDがXAの0.786倍になります。CDはやはり反転ポイントで、ADは目標値です。

ガートレーには、以下の3つのバリエーションがあります。

  • ガートレー 113:BCがABの1.13倍になる場合。
  • マックスガートレー:BCがABの1.13~1.618倍の範囲内にある場合。
  • パーフェクトガートレー:BCがABの1.618倍にぴったり一致する場合。

ハーモニックパターン【バタフライ】
バタフライは、ガートレーと似ていますが、CDがXAの1.27~1.618倍になります。CDはオーバーシュートポイントで、反転する可能性が高いです。ADは目標値です。

バタフライには、以下の3つのバリエーションがあります。

  • バタフライ 113:BCがABの1.13倍になる場合。
  • マックスバタフライ:BCがABの1.13~1.618倍の範囲内にある場合。
  • パーフェクトバタフライ:BCがABの1.618倍にぴったり一致する場合。

ハーモニックパターン【クラブ】
クラブは、XABCDという5つのポイントからなるパターンで、ABがXAの0.382~0.5倍、BCがABの2.24~3.618倍、CDがXAの1.618倍になります。CDはオーバーシュートポイントで、反転する可能性が高いです。ADは目標値です。

クラブには、以下の2つのバリエーションがあります。

  • ディープクラブ:BCがABの3.14~4.236倍になる場合。
  • パーフェクトクラブ:BCがABの4.236倍にぴったり一致する場合。

ハーモニックパターン【5-0】
5-0は、XABCDという5つのポイントからなるパターンで、ABがXAの1.13~1.618倍、BCがABの0.5倍、CDがXAの0.5倍になります。CDは反転ポイントで、ADは目標値です。

ハーモニックパターン【シャーク】
シャークは、XOABCという5つのポイントからなるパターンで、OAがXOの0.382~0.5倍、ABがOAの1.13~1.618倍、BCがABの0.886倍になります。BCは反転ポイントで、CDは目標値です。

ハーモニックパターン【サイファー】
サイファーは、XABCDという5つのポイントからなるパターンで、ABがXAの0.382~0.618倍、BCがABの1.272~1.414倍、CDがXAの0.786倍になります。CDは反転ポイントで、ADは目標値です。

サイファーには、以下の2つのバリエーションがあります。

  • ニューサイファー:BCがABの1.13~1.618倍になる場合。
  • パーフェクトサイファー:BCがABの1.414倍にぴったり一致する場合。

ハーモニックパターン【スリードライブ】
スリードライブは、XABCという4つのポイントからなるパターンで、ABがXAの1.272倍、BCがABの1.272倍になります。Cは反転ポイントで、Dは目標値です。

ハーモニックパターン【ネンスター】
ネンスターは、XABCという4つのポイントからなるパターンで、ABがXAの0.618倍、BCがABの2.618倍になります。Cは反転ポイントで、Dは目標値です。

ハーモニックパターン【ナバロ200】
ナバロ200は、XABCという4つのポイントからなるパターンで、ABがXAの0.382~0.5倍、BCがABの2倍になります。Cは反転ポイントで、Dは目標値です。

ハーモニックパターン【レオナルド】
レオナルドは、XABCという4つのポイントからなるパターンで、ABがXAの0.618~0.786倍、BCがABの1.618~2.618倍になります。Cは反転ポイントで、Dは目標値です。

ハーモニックパターン【ケイン】
ケインは、XABCという4つのポイントからなるパターンで、ABがXAの0.382~0.5倍、BCがABの3.14~4.236倍になります。Cは反転ポイントで、Dは目標値です。

ハーモニックパターン【ガーフライ】
ガーフライは、XABCという4つのポイントからなるパターンで、ABがXAの0.382~0.5倍、BCがABの3~3.618倍になります。Cは反転ポイントで、Dは目標値です。

ハーモニックパターン【ワンツーワン】
ワンツーワンは、XABCという4つのポイントからなるパターンで、ABがXAの1倍にぴったり一致し、BCもABと同じ長さになります。Cは反転ポイントで、Dは目標値です。

他にはブラックスワンやホワイトスワンなどあり、超マイナーなパターンも海外サイトを探すと見つかりますが、この辺にしておきます。

残りの数値についてはこちらをどうぞ。

【調査】FX・ハーモニックパターン【全種類】 (dysonblog.org)

ハーモニックパターンのフィボナッチ数値

ハーモニックパターンのフィボナッチ数値について

ハーモニックパターンとは、価格チャート上に現れる特定の形状のことで、その形状に基づいて将来の価格変動を予測することができるとされるテクニカル分析の手法です。ハーモニックパターンは、フィボナッチ数値と呼ばれる数列に関連しています。フィボナッチ数値とは、前の2つの数を足すと次の数になるような数列で、例えば1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, …というように続きます。この数列は、自然界にも多く見られる比率や比例関係を表しており、金融市場においても重要な役割を果たしています。

ハーモニックパターンは、フィボナッチ数値を用いて、価格チャート上の波動を測定し、その波動がどのような比率や角度で連動しているかを分析します。その結果、価格が反転する可能性の高いポイントや目標値を見つけることができます。ハーモニックパターンには、さまざまな種類がありますが、代表的なものには、AB=CDパターン、バタフライパターン、ガートレーパターンなどがあります。これらのパターンは、それぞれ特徴的な形状や条件を持っており、それに応じてエントリーやエグジットのポイントを決めることができます。

ハーモニックパターンを利用する際には、以下の点に注意する必要があります。

  • ハーモニックパターンは、トレンドが明確でない相場やノイズが多い相場では有効ではありません。そのため、適切な時間枠や銘柄を選ぶことが重要です。
  • ハーモニックパターンは、完全に形成されるまで待つことが必要です。途中でエントリーやエグジットをすると、損失を拡大する可能性があります。
  • ハーモニックパターンは、単独で使用するよりも、他のテクニカル指標やファンダメンタルズ分析と併用することで、より信頼性の高いシグナルを得ることができます。

以上が、ハーモニックパターンのフィボナッチ数値についての説明です。ハーモニックパターンは、フィボナッチ数値を基にした高度なテクニカル分析の手法ですが、正しく理解し適用すれば、市場の動きを捉える強力なツールとなります。

フィボナッチリトレースメント数値

フィボナッチリトレースメントとは、トレンドの反転や継続を予測するためのテクニカル分析の手法です。フィボナッチ数列と呼ばれる数列に基づいて、トレンドの高値と安値の間に水平線を引きます。これらの水平線は、トレンドが反転する可能性の高いレベルを示しています。

フィボナッチ数列とは、1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, …というように、前の2つの数を足して次の数を求める数列です。この数列には、黄金比と呼ばれる比率が隠されています。黄金比とは、約1.618または0.618という値で、自然界や芸術作品などに見られる美しさや調和の基準とされています。

フィボナッチリトレースメントでは、この黄金比に近い値をパーセントで表したものを使います。一般的には、23.6%, 38.2%, 50%, 61.8%, 76.4%の5つの値が用いられます。これらの値を表にしてみましょう。

フィボナッチ数列パーセント
1/1100%
1/250%
2/366.7%
3/560%
5/862.5%
8/1361.5%
13/2161.9%
などなど、他にも設定して行きます…

表からわかるように、フィボナッチ数列が大きくなるにつれて、パーセントは61.8%に近づいていきます。この61.8%は、黄金比の逆数です。また、38.2%は100%-61.8%で求められますし、23.6%は38.2%-14.6%で求められます。14.6%は100%-76.4%で求められます。76.4%は100%-23.6%で求められます。

フィボナッチリトレースメントを使うときは、まずトレンドの高値と安値を特定します。そして、高値から安値までの距離に対して、上記のパーセントを掛けたものを水平線として引きます。例えば、高値が100円で安値が50円だった場合、50円×0.236=11.8円なので、100円-11.8円=88.2円の位置に水平線を引きます。同様にして、他のパーセントに対応する水平線も引きます。

これらの水平線は、トレンドが反転する可能性の高いサポートラインやレジスタンスラインとなります。サポートラインとは、下落トレンドが止まって上昇トレンドに転換する可能性の高い価格帯です。レジスタンスラインとは、上昇トレンドが止まって下落トレンドに転換する可能性の高い価格帯です。

フィボナッチリトレースメントは、他のテクニカル分析と併用することでより有効になります。例えば、移動平均線やボリンジャーバンドなどのインジケーターと組み合わせることで、トレンドの強さや方向性を判断することができます。また、フィボナッチリトレースメントは、長期的なトレンドだけでなく、短期的なトレンドにも適用できます。しかし、あくまでフィボナッチリトレースメントは予測ではなく、確率の高いレベルを示すものであることを忘れないでください。

個人的に活用している数値はこちら